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  • ハッピーメール【18禁】

コードギアス 男×女性化ルルーシュ

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ようやく仕事が終わり家路についた時、外はひどい雨模様だった。
雨粒が針のように激しく傘を打つ。俺は見たいドラマもあったので、なるべく早足で歩いていた。
そして自宅であるアパートの前まで来た時に、それを発見したのだった。
暗い夜の闇に浮かぶ人影が、アスファルトの上にうずくまっている。俺はその光景に驚いて足を止めた。
ゆっくりとその黒いかたまりに近づき、まず生きているのかどうかを確かめる。顔を覗き込んでみると、どうやら息はしているようだし、死んでいるという事はなさそうだ。
「あの・・・ちょっと、大丈夫ですか?」
心配になって声をかけたものの、雨の音にかき消されてしまう。
しかし倒れている人物は「う・・・んん」と小さく呻き声を上げた。
その顔は苦痛を感じているというよりも、安らかな眠りについているような印象を受けた。(こんな雨の中で寝るのは酔っ払いくらいだが)
どうやら救急車を呼ぶほど大変な怪我やら病気という訳では無さそうだと感じた。
全身ずぶ濡れになった体を抱き上げ、ずいぶん細くて軽いなあなどと思いつつ、両腕に抱きかかえて自宅へ向かった。

「よっこらしょ」
俺は玄関のドアを開け、もう一人の不可解な人物を連れて部屋に上がった。
とりあえず、俺以上にびしょ濡れだしなぁとバスルームにそいつを連れて行く。
しかしいくら風邪をひきそうだったからって、勝手に服を脱がせていいのだろうか・・・。
俺は脱衣所に着いて、そいつを静かに壁にもたらせると、もう一度じっくり顔を見やった。
首まわりまで綺麗に伸ばされている、雨に濡れた漆黒の髪。驚く程整えられた目鼻立ち。白く滑らかな肌。
身に着けている服は、ぱっと見どこかの学生のようにも思える制服の作りだが、こんな制服を規定にしている学校などこの付近には無いような気がした。

はじめ、雨の中で見た時は長身の姿から男かと思ったが、
先ほど持ち上げた時の軽さと、この顔の美しさからして、女である可能性も高い。
俺はそいつの頬を平手で軽く叩いた。ぱし、という音の後に「ん、」と眉間を寄せて短く声を出した。
「おい、平気か?」
そう問うと、そいつは遂にゆっくりと瞼を開け、しばらく目を擦ってから俺を少しぼおっとした顔で見てきた。
見えた瞳は、日本人にはありえないような紫の色をしていた。
「・・・・・誰だお前は」
「は?え、あ、あんたが外で倒れてたから。どうしたのかと思って・・・」
偉そうな口ぶりに困惑して、少々どもりつつ答える。何だよこいつ元気そうじゃねえか。
そいつは訝しげに脱衣所の風景を見渡すと、ますます眉間のしわを深くした。
「ここはどこだ?俺は学園にいたはず・・・」
「いや、ここの近くの道端で寝てたみたいだけど」
「何だと?そんな訳ないだろ」
騙されるものかという顔しながら、そいつは俺を睨みつけてきた。
そんな訳ない等と、俺に文句を言われても・・・という気持ちでため息をついた。
そして脈絡の無い話に加え、せっかく助けてやったのに偉そうな態度を取られて事に対して少々苛立った。
「あんたがどこの人かは知らないけど、あのまま雨に打たれてたら肺炎になってたかもしれないんだぞ」
近くのカゴからバスタオルを一枚取り出すと、そいつに投げ渡した。
「それを助けて、挙句シャワーまで貸してやるんだから、文句を言われるよりも、少しは感謝してもらいたいね」
睨みつけてくるそいつに負けじと、俺も思いっきりと棘のある言い方をしてやった。
そいつはじっと俺を見た後、戸惑ったような目で自分の濡れた服を確認してから「・・・悪かった」と無愛想なむくれ顔で謝った。
俺はその態度にまあまあ満足して、何も言わずに脱衣所から出て行こうとしたが
一つ聞いておこうと思い、振り返る。
「名前、なんていうの」
「――ルルーシュ・・・ルルーシュ・ランペルージ」
ルルーシュ?やはりこいつは日本人の系統じゃなかったのか。俺は確信してドアを閉めた。

自分の濡れた服を脱ぎ、手近にあったTシャツとトランクスに着替えると、
すっかり忘れていたドラマの事を思い出してテレビの電源を入れた。
しかし番組を見ていてもさっぱり内容が頭の中に入ってこない。
先ほどから後ろで聞こえるシャワーの水音が気になって仕様が無いのが原因だ。
一体あいつは、ルルーシュはどういった境遇であそこに倒れていたんだろう。
服装も、名前も、瞳の色も、それらはあまりに日本人からかけ離れている。

「『どっかの裏組織に拉致された外国の皇子様』、とか?」
んなあほな話が、と自分の独り言につっこみを入れた。寂しい一人暮らしの末に身につけた技だ。
しばらくすると、シャワーの音が止み、バスルームの戸が開かれる音がした。
上がったか、とルルーシュが出てくるのを待ったが、一向にやって来る気配が無い。
もしやまた倒れたのかと心配になったが、思い当たる理由がもう一つある事に気がついた。
俺は急いで適当なシャツなり下着なりを取り出して、バスルームに直行する。

「ごめんごめん!着替え用意してなかった・・・よ、な」
脱衣所のドアを開けると、そこには
雨で濡れたままぐしょぐしょになった、女物の小さく薄めの下着を穿いたばかり、という状況のルルーシュがいた。
身に着けているのはその下着一枚のみで、上半身は裸のままだ。
俺の目は思わずその下半身に釘付けになり、後ろ向きだとは言うものの、
透けた下着からは尻のラインがくっきり見えていた。
や、やっぱり女の子だったのか・・・!さっきの気の強い態度で、まあ男だろうなーなんて軽く推測していた俺の失態だ。

いつまでも見続けている訳にもいかず、俺は慌てて謝罪の言葉を口にしようとしたが
赤面したルルーシュの方から先に「今すぐにここから出て行け!」と張り詰めた声を上げられた。俺は思わずひるんでルルーシュの顔を見た。
ルルーシュは鋭い目つきで俺を睨みつけていた。その時、彼女の左目が僅かに赤く光ったような気がしたが、それはすぐに消えた。
しかしその赤く光る瞳を見た瞬間、
言い様の無い興奮、というのか、自分の意識とは関係の無い場所で自分が動いているような感覚を覚えた。
頭がぐらぐらする。湧き上がる熱が頬を火照らせていた。多少の息切れが起こるほどだ。
そして次の瞬間、俺は自分でも信じられないような行為に打って出た。
突然身を乗り出し、立ちすくむルルーシュの両肩を掴んで、無理やり口付けをしたのだ。
「――っ!!んん!ぅっ」
自分でも信じられない程、舌は巧みに動き、何か言葉を発そうとするルルーシュの唇に容赦なく舌を滑り込ませては、口内を舐めつくす。
歯列をなぞり、お互い息ができない程激しく吸い上げる。
唾液の絡みあう音が室内にいやらしく響いている。
ようやく唇を離すと、ルルーシュは信じられないという顔で俺を見て一言言葉を発した。
「―は、ぁ・・・っ何故だ、どうして効かないんだ・・・」

俺自身はというと、まるで違う生き物に体を乗っ取られたかのように、ただぼやけた瞳でルルーシュを見据えるだけだった。
それでも、先ほどのキスの感覚はダイレクトに俺の脳に伝わってきて、信じられないくらい気持ちが良かった。本能のままに動いた結果という事なのか。
「ここは俺の家だ。俺の好きなようにする」
その低く響いた声は、一瞬俺のものだとは気付かなかった。ずしりと重くのしかかるような威圧感のある声。
俺が言いたいと思った台詞では無いのに、本当に誰か別人に体を乗っ取られたかのようだ。
そして俺はルルーシュの左腕を掴み、やめろ!離せ!と叫び続ける彼女を無視しながら、強い力で腕を引っ張りながら歩く。
すぐ寝室まで辿り着き、ルルーシュを乱暴な動きでベッドに押し倒した。
「くっ!やめろ!来るな!!」
「雨の中助けてやったんだから、借りは返せよ」
「なっ、――あぁっ!!」
俺は目の前にある、小さく膨らんだルルーシュの右胸をぐっと力を込めて揉み、薄くピンクに色づく乳首に舌を這わせた。
「小さくても感じるものは感じるんだな」
「あっ!いやだ・・・離せ・・・・!」
ルルーシュは両腕を突き出して俺の肩を押して引き離そうとする。しかし、そんな細い腕をした女の力で満足に抵抗できる訳がない。
俺は舐めていた乳首に歯を当て、軽く甘噛みをした。
すると唾液で濡れた突起は小さくしこりを作り、まるでもっと吸って欲しいと言わんばかりだ。

「おい、乳首勃ってきてるぜ、ほんとは気持ちいいんだろ?」
俺ではない、俺の声が言う。
ルルーシュはかっとした表情で「だまれ!!」と叫び、睨みつけてきた。
しかしそんな言葉は無視しつつ、また同じように乳首に唇を当てて吸い付く。もう片方は右手の指先で転がし、時折引っ張ったりしていた。
「っう・・・!ぁあ、や・・・痛い」
苦痛に歪んだ紫の瞳は、かすかに涙で濡れている。
頬も上気して、吐息はどこか色めいていていやらしく聞こえる。
俺は乳首から唇を離すと、また両手でゆっくりと小さな膨らみを揉みしだく。左胸からは、心臓が大きく脈打っているのを感じた。
その間、ルルーシュはうつろな熱の篭った目で自分の胸元を見ていた。抵抗する気力も無くなったのだろうか。
「いい加減抱かれる気になったのか?」
そう言うと、ルルーシュは先ほどよりは威勢の無い声で
「違う・・・ふざけるな」
とかぶりをふった。
俺は胸を揉んでいた右手を静かに腰にまわし、徐々に骨盤の辺りまで下がると、濡れたままの下着に手をかける。
ルルーシュはそれに勘付いたのか、少しだけ足をずらそうとするが、俺は無理やり右手を太股に差し入れた。
そしてその辺りをまさぐると、雨に濡れた湿気だけでは無い、何か温かみのあるようなぬめりを感じた。俺は中指で下着の中心をなぞる。
「あっ・・・いや」
「濡れてるな、何だかんだ言って気持ちいいって事だ」
「ちがう、触るな・・・あ、ぁ」
俺は指を何度も湿った部分に擦りつけ、その度にルルーシュは喘ぎ声を上げた。

柔らかい肉片の感触が指に伝わる。もう俺の意識そのものも、
今はただひたすらに、ルルーシュを犯す事だけを考えている。
男としての本能を、むき出しにされたような気分だ。
指を離し、ついに下着を乱暴な動きで脱がせると、ルルーシュは見たくないとでも言うように、かたく目をつぶった。
右手の親指と人差し指を使って、割れ目をうすく左右に開く。そこに触れると、ルルーシュはぴくりと反応を見せた。
くちゅ、という厭らしい水音が耳に響く。まだ多くの経験をしていないのであろうそこは、綺麗なピンクの色のままだ。
指の腹をクリトリスの部分に押し付け、丹念にこねくり回す。
「ぅああ!あっあぁ・・・っ!」
「凄いな、ちょっとクリトリスを触っただけで、溢れてきた」
俺は心底楽しそうに喉を鳴らした。ルルーシュは手でシーツを掴みながら、眉間を寄せて、切なそうに声を上げる。
さらに指でつまみ上げて、しつこい程に刺激する。
「やあぁっ!もう・・・やっあ、あぁっ!」
じわりと指先についた溢れてくる愛液。口では嫌だと硬派ぶっているくせに、根はこんなものか。
何故かこいつを見ていると、愛しいとか可愛らしいという感情よりも先に、さんざんいたぶって、泣かせてやりたい衝動に駆られる。
それは、さっきルルーシュの左目に光る、赤い色を見た時からずっと続いている。
この波に巻き込まれたような感覚は何なんだ。
「もう射れてもいいな」
俺は自分の服を全て脱ぎ、既に硬くそそり立つペニスを取り出した。
それを見たルルーシュは、いよいよ泣き出しそうな顔をした。
少し前まで、威勢の良い物言いをしていた人物と同じとは思えない。
最後の力を振り絞って逃げようとしたのか、痺れて動きづらいであろう両足をベッドの上で後ずさりするように動かした。
だがそんな哀愁を誘う行動に容赦はせず、両足を掴んで、思い切り広げる。
「もう、もうやめてくれ・・・頼むから――」
「今更、だな」
俺はずぷりと音をたてながら、ルルーシュの秘口へペニスをあてがい、ゆっくりと挿入し始めた。
「うぁあああっ!!やぁっ!」
「息吐いて、力抜いておけよ」
掴んだ太股を前に押し倒しながら、徐々に突き進んでいく。暖かく湿った膣がペニスを包む。
「あぅっ!あ、ああっ・・・ん!」
「やっべぇ――お前の中めちゃめちゃいいぞ」
「うるさ、い・・・、ぅああ!」
ようやく全てがルルーシュの中へ収まり、お互い息も絶え絶えになりながら、ひたすら快感の渦に酔いしれた。
ルルーシュも大粒の涙を流しながら、口で何度も酸素を出し入れしている。
先ほどまで俺が弄んでいた乳房が呼吸をするたびにわずかに上下に揺れる。
動くぞ、と短く宣言をして、俺は腰を大きくグラインドさせた。
全て収まっていたペニスがゆっくりと限界まで引きずり出される。
「んっ・・・く、あぁ・・・ぁ」
ルルーシュは手できつくシーツを握り締め、白い喉を反らせた。
次はまたゆっくりと、先ほどと同じように挿入を繰り返す。じゅぶ、という液体の交じり合う音が聞こえる。
「ああ、あ、うぅ・・・!」
「もっと、早く動いて欲しいか?奥まで欲しいのか?」
俺が意地の悪い言い方で、ルルーシュに問う。ルルーシュは何も言わず、ただ激しく呼吸と喘ぎを繰り返しながら首を振った。
腰を揺らしはじめているくせに、と心の中で呟いて、俺は予告も無しに思い切り突き上げた。
「ひぃっあぁああーー!!」
欲望のままに、激しい動きで出し入れを繰り返す。俺の下半身はもう理性の欠片も無くし、貪るようにルルーシュの中を掻き乱した。
ペニスが穴から出てくるたびに、粘り気のある愛液が俺の腹にまで飛び散り、ルルーシュの内股にも大量に溢れ出た。
「やぁああっ!!!あっあぁあー!」
「全部中にぶちまけてやるからな・・・!」
俺の台詞を聞いたルルーシュは、涙と汗で濡れた瞳で必死に懇願しているようだった。中出しされるのを嫌がっている。
激しいピストンに、ベッドがぎしぎしと軋んでいる。俺は太股から手を離し、ルルーシュの細腰を掴んで、ラストスパートをかける。
全てを食い漁るように、ペニスのカリでルルーシュの中を引っ掻き回す。
先走りした精子と愛液が留まるところを知らず溢れ出てくる。
「イくぞっ・・・――!!ちゃんと受け止めろよ!」
「ああぁっ!だめ!いやだぁあああっ!!」

ドクンッと心臓が大きく音を立てて、俺の中の全てがルルーシュの中に注ぎ込まれた。
俺は大きく息をついて、びくびくと快感の余韻に震えるルルーシュから、ずるりとペニスを取り出した。
その瞬間、視界は一気にクリアになり、俺が俺自身に戻ったというような、奇妙な感じを受けた。
それと同時に、目の前で目を閉じて涙を流す(おそらく失神してしまったのだろう)ルルーシュを見て、唐突に衝撃が走った。

――俺は一体何を、どうしてこんな・・・

この信じられないようなルルーシュとの出会いが、俺の生活の全てを一変させてしまう事になろうとは、
この時はまったく知りもしなかった。
目が覚めた時、俺はリビングのソファに寝転んで、天井を見上げていた。
冷めた空気と、部屋を照らす明かりで『朝か・・・』とゆっくり起き上がりながら思う。そしてはっとした。

急いで寝室のドアを開けると、そこにあるベッドの上に彼女は居なかった。
近づいてシーツに触れると、そこには微かな温もりを感じたが、
もしかしたら寝ぼけたまま帰ってきた自分がここに寝ていて、その後夢遊病よろしくソファに移動したのかもしれない。
「もしかしたら全部夢だったのかもな・・・」
そうだ、あいつはあまりにも非現実的な人物だったし、俺がした事も、今となっては認めたくないくらい非道徳的だ。
もしあれが現実だったのだとしても、きっと今ここに居ないという事は、自分の足で帰るべき場所に帰ったのだろう。
身勝手な猫を拾ったのと同じようなものだ。
まあ一夜だけでも、俺も好き勝手に暴れたのだし、いい思いをさせてもらった。
そう思い返すと、ほとほと自分のした行動にあきれ果ててしまい、口元に自虐的な笑みをこぼす。

しかし、俺の頭の中で流れるエンディングロールは一瞬にしてかき消された。

ガチャン!!バタバタバタ・・・
その大きな音で思わず振り返る。今の金属的な音は、明らかに玄関のドアを開けた音だ。
そしてこちらに向かって大きくなる人の足音。まさか、まさか。冷や汗が背中に滲む。
予感は的中した。
昨日、暗闇の中で抱いたルルーシュが、半濡れのままの制服を着こんで、そこに立っていた。
少々青ざめた顔色をしているルルーシュは、開け放しになっていた木製のドアをダン!と拳で打ち
「本当に・・・何処なんだここは!!」
そう俺に向かって喚き散らした。
怒鳴られた俺は言い様の無い脱力感に見舞われて、一度目を瞑り、そしてため息をついた。
夢じゃ、なかった。
「外を見てきたのか?」
俺は自分で入れたコーヒーを飲みながら、もう一杯、テーブルの向こうに座るルルーシュに差し出した。
しかしルルーシュは「いらない、あまり近寄るな」と一喝してきた。まあ、無理やり中出しされた相手なんて本当は顔も見たくないだろうけど・・・。
あれは俺にとっても、不可抗力だったし(理由は解らないけれど)あまり邪険されると悲しい。俺は大人しくコーヒーのカップを片付けた。

ルルーシュは右手を額に当てながら、心底参ったという表情をした。
「どうせ助けたなんて言っても、ああやって襲うために作った口実なんだろうと思ってたんだ。
でも・・・外に出てみたら、本当にまったく知らない街並で」
二度とお前になんて会いたくないと思ったけれど、何処に行けばいいのかも解らないしな。
そう一言付け加えて、ルルーシュは沈黙した。

これは、相当不可解な事になっている。
もしかしたら、昨日俺が想像通り、ルルーシュはどこかの組織にでも狙われて誘拐されてきたのではないだろうか
とりあえず俺は「なあ、ルルーシュが住んでる国ってどこなんだ?」と身元を探るために聞いた。
だが返ってきた返事は、さらに俺を混乱させた。
「日本だよ。ここの国と少し似ているけれど、もっと発展しているし、何よりブリタリア人がいる」
「――え?・・・ブリタリアって、何だ?」
「まさか、――知らない訳無いだろ?」

その後、二人で話し合った結果
絶対的に違う点がいくつか見つかった。
それは――ブリタニア帝国という、この世界には存在していない国が、ルルーシュの住んでいる世界にはある事。
そしてもう一つ、なんと日本はそのブリタニアの作り出したナイトメアという戦闘ロボットを使われて敗戦し、
その後支配されて、「イレブン」という名で呼ばれていると言う事だ。
あ、ありえない。どう考えても架空の作り話にしか聞こえない。

「あのなあ、さっきから何度も言ってるけど、ここにはそんな国存在してないし、
ましてや日本はもう何十年も戦争なんて起こしてないんだ。」
「そんな事あるはずが無いだろ!じゃあここは国どころか、世界自体が違う場所だって言うのか!?」
「―――そう、かもな」
俺が脱力した声で告げると、必死で異論を唱えていたルルーシュも「嘘だ・・・」と肩を落とした。
とにかく、ルルーシュがこんな嘘をついて、この場にいる理由も考えられないし、彼女が言った事は全て事実なんだろうと思う。
しかし頬を抓ったって、逆立ちしたって、今いるこの世界も事実に変わりはない。
この国でルルーシュの身分を証明する物も無いため、
結果的に言ってしまえば、俺だけが彼女の身を保護する事ができる唯一の人物になってしまったのだ。
しかしそれも何かの縁なのかもしれない。あんな行為をしてしまったのだし、ヤるだけヤって追い出す形になるのは心苦しい。
「・・・・・・行くあてが無いなら、うちに置いてやろうか?」
その言葉を聞いたルルーシュは沈んだままの顔で俺をにらみ付けた。
「馬鹿言え、自分を犯した奴のところになんて居られるか」
「いや、その事なんだけど・・・――お前の左目って、なんか特別な細工でもあんの?」
ルルーシュは驚いた顔で俺を見た。俺は続けて言う。
「あのさ、お前が風呂上がった時に、俺を怒鳴っただろ?その時左目が赤く光った気がしたんだけど、
なんかその目を見てから、自分が誰かに乗っ取られたような、おかしな気分になって・・・自分で自分をコントロールできなくなって」
「――そして俺を襲ったのか」
「うん、まあ」何故か俺の方が恥ずかしくなって、ぽりぽりと頬を掻いた。

はあ、と一つため息をついたルルーシュは「この力もここじゃマイナスになるのか・・・」と小さく呟いた。
「やっぱり、何か訳ありの目なのか?」
俺がそう聞くと、ルルーシュは一度、何かを語ろうとして口を開いたものの
一瞬戸惑うような目をして、最後は「お前に話しても仕方ない事だから、いい」と口を閉ざしてしまった。
結局、嫌だ何だと言っても、外に出てふらついていたら
昨日の夜みたいに道端で倒れる事もあるかもしれないし、飢え死にするのがオチだ、という事で
ルルーシュもしぶしぶながら、俺の家に居る事に賛同した。(ていうか何で俺が頼み込んでいるのかが解らん)
そして奇妙な共同生活が始まってから、あっという間に三日間が過ぎた

家主である俺が毎夜ソファで眠り、一日中元の世界に戻る事を考えているルルーシュがベッドで眠る。
一度、疲れをとるためにベッドで眠りたいと隣に潜り込んだら足蹴にされた。
相変わらずルルーシュが元いた世界に戻れる気配は無いし、いつまでこの生活が続くのかと、段々不安になってきた。
第一、家に置かせてもらっている立場の癖に家事も一切せず、挙句に寝床まで奪うこいつは本当に神経が図太いと思う。
それに一つ困った問題が出てきた。
ルルーシュが身に着けていた服は(どうやら本当に学校の制服だったらしい/何故男物なのかが気にかかるが)一着だけだし、
俺の服では大きすぎて着心地が悪るそうだしで、替えが無いのだ。
そして何より困ったのは、下着までもが一着だけだという事だ。
洗濯してしまうと、俺の下着を貸す訳にもいかず、ルルーシュは夜中に全裸で寝ていなくてはならない。
ベランダにルルーシュの下着が干してあると、隣の部屋で眠る彼女を妙に意識してしまった。
このままでは、以前のようにいきなり襲ってしまわないとも限らない。
一人暮らしの男の部屋に、不可思議だけれど申し分ない美人が全裸で寝ているんだぞ・・・!
よくこの数日だけでも我慢できたものだと、自分を褒めたくなった。
しかしそれも限界だ。

俺はある日の会社の帰りに、新宿の裏通りをうろうろ徘徊した。
流石に女物の服やら下着やらを、表立って買う勇気は無かった。(通販は時間がかかるし)
そこで、よくこういう場所で何百枚と売られている女物の服を買う事を思いついたのだった。
何より普通の店よりははるかに安かったのが決め手だったが。
暗い店内にいる中年の男に「未使用の下着ってありますか?」と聞くと
「あるけど、未使用がいいなんて珍しい人だねー」と笑いながら、
明らかにプレイ用と思える下着を一枚につき、百円単位で売ってくれた。
女物の服もずらりと並んでいて、どれにしようかと悩んでいると、ある服に目がとまった。
これは――もしかしたら誤魔化しようによっては、着てもらえるかもしれない・・・それを見た時、俺はそんな淡い期待を抱いた。
家に帰ると、ルルーシュがテレビを見ながらうーんと唸っていた。
「ただいま」と声をかけても「ああ」としか返さない・・・本当に愛想が無いな。
どうやらまだこの国とブリタニアが関係無いという事が信じられないらしく、
こうして夜のニュース番組を見ては、それに関する情報が無いかと探っているのだ。
何度無駄だと言っても聞きはしない。
俺はテーブルの上に買ってきた下着類を置いて「おい、下着買ってきたから、今日からはこれつけてろ」と言った。
ルルーシュはきょとんとした顔でそれを見ていたが
「わざわざ買ってきたのか・・・」と聞き方によっては感心しているように聞こえる台詞を吐いた。

そしていよいよ、下着以上に俺が期待を込めた一品を取り出す。
「それとな――これからはこの服を着ろ」
わざわざ薄い箱で包装されたそれを、ルルーシュの目の前で広げて見せた。
おそらく学校を卒業した生徒が売ったのであろう、赤いリボンが紺のミニスカートによく映えたそれ。
そう、それはどこからどう見ても、女子高生が身につけるセーラー服だった。
それを見たルルーシュの反応は、予想通り「何だ?その服」というあっけらかんとした質問だった。

俺は急いで寝室の本棚にある『制服美女特集』と名を打たれたグラビア写真集を持ってきて、ルルーシュに見せ付けた。
そのページには、ここにあるセーラー服と似たような制服を着た美女達が、寝そべったり乳を寄せている写真の数々が載っていた。
「見ての通り、この服はここの世界じゃ女が着る服として一番ストイックな物なんだ・・・!
他の服を着るよりも、この服が一着あった方がずっと手頃で目立たないぞ!!」
にやける口元をなんとか抑えながら、俺は(ある意味嘘ではないだろう)話をまくしたてた。
普通の女なら、完全にひいてしまうところだが、別の世界から来たというこいつなら俺の話を鵜呑みにするかもしれない。

俺の台詞の後、しばらく沈黙の時間が流れる。
胸が踊るようにわくわくしつつも、同時にもしかしたら変態扱いされるのではないかと緊張が走る。
しかしルルーシュは意外にもあっさりと「わかった」の一言で済ませたのだ。

俺は思わずはしゃぎたくなる感情を押さえ込んで、「そ、そうか・・・良かった」と軽く本音をこぼした。
まだ実際にセーラー服を着てくれた訳でも無いのに、
既に頭の中はセーラー服とその下にいやらしい下着を身につけたルルーシュの事でいっぱいだった。
それだけ、俺の中ではルルーシュに対する性的欲求が溜まっていたという事だろう。
実を言えば、彼女を抱いた時の感覚を忘れられず、
罪悪感を伴いつつも、またあの快感を味わいたいという思いの方が大きかった。
ルルーシュはそのまま風呂に行くと言って、例の下着とセーラー服を抱えたまま浴室に向かった。
ますます俺の胸は高鳴る。こうして風呂に入るルルーシュを待っていると、彼女を雨の中抱えてきた日の事を思い出した。
俺は味のしないビールを規則的に少しずつ飲みながら考える。
あの日は、おそらくルルーシュが語ろうとはしない左目の特別な力のせいで、男として本能のままにルルーシュを抱いたけれど
今日はあの時のように、理性を全て失うような興奮の仕方はしていない。
だがその分、あの強気なルルーシュを上手く丸め込む事ができるか、一か八かの賭けだった。
そして遂に入浴を終えたルルーシュがリビングに出てきた。俺はゆっくりと後ろを振り返り、固まった。
渡したセーラー服はタテのある彼女には少し小さかったのか、歩くたびにへその辺りがちらちら覗いている。
同じくスカートも丈が短すぎて、白く柔らかそうな太股がぎりぎりのラインまで露になっていた。
本人はというと、こんな姿を男の前に晒しているというのに、のん気にタオルで濡れた黒髪を拭いている。
犯された直後はあんなに警戒心を持っていたのに、一体どうしたというんだ。この挑発するような余裕はどこから来るのだろう。
『もしかして・・・――あの目の力が無ければ、襲われないって思ってるのか?』
いや、そうとしか思えない。俺は完璧に男として、この家の主としてなめられているのだ。まるで飼い猫にエサだけ与えて、格下に見られる飼い主のように。
このままでは駄目だ。
そう思った瞬間、俺の中の男としてのプライドが湧きだった。
俺は即座に立ち上がって、寝室に向かおうとするルルーシュの腰を掴み、無理やり胸元に引き寄せた。
最初驚いた顔をしたルルーシュはすぐ俺を突き放そうとしたが、俺は諦めずに後ろから手をまわして、セーラー服の下から手をもぐり込ませた。
「やめろ!もうお前にはされたくないっ・・・触るな!」
「されたくないってな・・・俺だって男なんだから仕方ねーだろ!不可抗力なんだよ!」
「なに勝手なこと――・・・あっ!」
両手で服の裾を捲し上げて、それと同時にブラの下にも手を滑り込ませた。
手の平で激しく乳房を揉み、指先で硬くしこった乳首を転がす。
それでもまだルルーシュは抵抗を続ける気なのか、息を乱しながら俺の手を引き剥がそうと腕に手をかけた。
だがそんな抵抗はむしろ可愛く思えるようなもので、俺の横暴な欲を更に煽った。

両手に力を入れて、強く揉んでやると、痛みを感じたのかルルーシュは引きつった声を上げた。
かぶりを振って俺の腕の中から逃げようとすると、彼女の濡れた黒髪が左右に揺れて、僅かに雫を飛ばす。
その柔らかそうな髪の隙間から時折見える白いうなじに口付けた。そして小さく舌を出して、骨に沿って舐め上げる。
そうすると、ルルーシュはびくりと背筋を震わせて「んん・・・っ」と身悶えていた。

極度に興奮しているのが自分でも解る。俺は胸を揉む手を休めずに、ルルーシュの耳元で言った。
「大体な・・・家に置かせてもらってる癖に何もしないなんて虫が良すぎるんだ・・・宿代くらい体で払え――!」
言いながら右手で乳首を押しつぶし、軽く爪で引っ掻いた。
「や、あ――っ」
ルルーシュは目を瞑って、その僅かな痛みに反応する。

俺はルルーシュの背中に手を当て、強い力で壁に押しやった。
そして正面を向かせてから、逃げようとするルルーシュの腰を掴んで、内股に己の右膝を無理やり差し込んだ。

するとルルーシュの片足が床より少しだけ浮くような体制になり、俺の太股の上だけににルルーシュの体重がかかった。
ルルーシュの両手を握ったまま壁につけた後、俺は彼女の股間に差し込まれた膝を小刻みに上下に揺らした。
「いっ、あぁ!あっあっぁ・・・!」
何度も振動を与え続けると、ルルーシュは首を振って嫌がった。
薄い下着に隠された隠部が熱くなっているのを、服の上からでも感じる事ができた。
長い間、膝での刺激を与え続けていると、
頬を赤くしたルルーシュは、限界とでも言うように「も、やめて・・・――」と珍しく、しおらしい女声で懇願した。
だが、ここで言われるままに止めたら男の恥だ。

俺は一旦足の動きを止め、大人しく行為を止めたかのように見せかけた。
ルルーシュは一瞬安心した顔を見せた。
しかし、俺は体制を低くすると、スカートの中に両手を突っ込み、強い力で彼女の両足を左右に開かせる。
「っ――!?」
「舐めてやるから、足開いてろよ」
俺の言葉を聞いたルルーシュはますます顔を紅潮させ、僅かに尻込みしたが、俺の両手ががっしりと彼女の太股を掴んでそれを許さない。

スカートの中に入れた手で下着を膝下までずり下ろすと、熱くなった秘部の割れ目を舌先で上下になぞった。
「ああ!くぅっ・・・ん!」
俺はわざとざらりとした感触を与えるように、丹念に中心部を舐め尽した。
右手の親指で肉片を広げて、唇全体で子宮口を包むように吸い上げる。
「や、ぁっ!ああぁあーーー!!」
唇でしつこく吸い上げると、粘り気のあるジュルッという音が耳に響いてくる。
洗ったばかりで清潔だったそこが、ルルーシュ自身が溢れ出せた愛液と俺の唾液によってぐちゃぐちゃに濡れていた。
ルルーシュはその羞恥に耐えられないのか、行き場の無い両手で赤く火照った顔を隠しながら泣くように喘いだ。
愛液を全て舐めようとしても、次から次へと溢れてきて、俺は思わず口元をにやりとさせた。

舌を硬くすぼめて何度も全体をつつく。柔らかい肉片が舌と重なり合って、いやらしい音をたてる。
俺は呼吸も上手くできない程に興奮している自分に気付いた。
しかしそれはおそらくルルーシュも同じだろう。きつそうに短く息継ぎをしながら涙を流していた。
ルルーシュの足元は快感により頼りなくガタガタと震えて、今にも崩れ落ちそうだ。
白く眩しい太股も、今はうっすらとピンクに色づいている。

もう俺自身も限界だし、入れても大丈夫だろう。
そう考えて、俺は倒れそうになるルルーシュの腰を支えながら立ち上がり、スーツのチャックを開けて完全に勃ち上がったペニスを取り出した。
そして力無く俺に支えられたルルーシュの片足を持ち上げてから言った。
「ルルーシュ・・・――どうする?お前が嫌なら入れないでおく」
そんな事できる訳ない、と心の中で自分をあざ笑いつつも、今後の事を考えて練った作戦だ。
こいつから求めさせれば、後々文句も言いづらくなるだろう。興奮して高鳴った心臓の音と、二人分の激しい吐息が聞こえていた。
ルルーシュは切なげな表情で、薄くめくれた唇をかみ締める。この後におよんで、まだ理性を失っていないところが、流石というか。

だがその態度はいつまでも持たなかった。
しびれを切らした俺がペニスの亀頭のみをルルーシュの子宮口に埋めながら、
もどかしい動きで刺激してやると、「う、くぅ・・・っん」と小動物のような声で鳴き、
そのしばらく後に、ぎりぎり聞き取れるような小さく震える声で「・・・・・――欲しい」と呟いたのだ。
俺の心臓が驚喜で跳ね上がった。

首に両腕をまわさせた後、俺はルルーシュの腰と足を支え、彼女の背中は壁に押し付けた。
既にペニスのほぼ半分をゆっくり埋めたところで、俺は腰をより一層強く打って一気に挿入した。
「ああぁあーっ!!」
背を弓なりに反らしたルルーシュがたまらないという風に声を上げる。
浮いた足の指先がぴんと張り詰められた。
彼女の体重と熱が一点にのみ集中して、俺の性器も信じられない程硬く大きくなっていく。
ルルーシュの顔を見てみると、震える瞳には、快感の波に押し寄せられて零れた涙がひっきりなしに流れている。
必死に呼吸をしている唾液で濡れた唇からは、時折赤い舌がちらりと覗く。
全てが煽情的で、いやらしくて可愛らしい。そう思った。
たまらなくなった俺は、彼女の額に軽くキスをし、腰を大きく揺すった。
「あ、んん!はぁっ・・・はあっ!」
「ちゃんと掴まってろ・・・っ」
俺がそう言うと、ルルーシュは縋るように、俺の首に強くしがみついた。
もう、お高いプライドも何も残っていないようだ。
しっかりルルーシュの足腰を支えながら、無我夢中にひたすら奥へとペニスを押し付ける。
熱く狭い空間がペニスの根元の限界まで飲み込んでいく。
「くああぁっ・・・ん、んうっ!!」
腰を打ち付けるたびに、ルルーシュはか細い喉で途切れ途切れに喘いだ。
肌と肌が幾度も密着し、その度に粘ついた水音が響いた。
俺自身、腰にかかる負担など頭の中から消えていた。
そこに神経がまわらないくらい、ルルーシュと繋がった一点に全てをたぎらせていたのだ。
目の前がぼやけて、ちかちかする。もうそろそろ限界が来た。
俺はきつくしがみついていたルルーシュに「力抜け・・・」と声をかける。
そして半ば無理やり俺から引き剥がすと、ゆっくりペニスを全て抜き出す。ルルーシュは驚いた表情で何故、と聞きたそうにしていた。

もちろん行為を止める訳でも無く、俺はルルーシュの体を抱き、静かに床に寝かせてから、もう一度勢い良く挿入を繰り返した。
先ほどよりも抜き差しする長さを変えながら、濡れきった子宮口に差し込んでやる。
するともうルルーシュも限界がきたのか、かぶりを振りながら泣きそうな声で喘いだ。
「やぁっ、ああぁあっ!もうっ・・・だめ・・・!!」
「く、う・・・イってもいいぞ」
俺は更に挿入を激しくし、最奥まで貫いてやる。
「やああっ!!もうイく・・・!んっぁああーー!!!」
ルルーシュは背中を思い切り反らして、目を硬く瞑ったまま、びくびくっと体を震わせた。
「やばいっ・・・俺も――!」
俺はすぐにルルーシュからペニスを抜き出すと、意識も朦朧としたままのルルーシュの顔に向かって射精した。
吐き出された精液は、ルルーシュの黒髪と睫を薄く濡らし、赤く火照った唇を伝った。
だがそんな事をされても彼女は起き上がる気配を見せず、
ただ紫の瞳だけを涙で濡らして快感の名残に震えていた。
俺はたまらない射精感に翻弄されながらも、そんなルルーシュを見ながら頭の隅で考えた。
いつか、ルルーシュが元の世界へ帰ってしまう時がきたら
俺はこいつを簡単に手放す事なんてできるのだろうか。
一抹の不安は、時が経つ程に大きくなりそうで、俺を憂鬱にさせた。

 

 

 

「雨?」
ルルーシュはこくりと頷いた。
「安直で、単純で、何の理論性も無いけど」
他にどうすればいいのか解らないしな、とルルーシュはため息をついてソファに座った。
俺はネクタイを外しながら、ふーん、と適当に相槌を打った。

前に一度二人で、雨の降っていない日に、俺がルルーシュを発見した場所に行った事があった。
その時となるべく近い状態にして向かったのだが、結局、周りの風景が変わる事も、ルルーシュが消える事もなかった。
彼女は「やっぱり駄目か・・・」と落ち込んだが、俺はその隣で密かに安堵していた。そしてそんな自分自身に驚いていた。

――そんなに、帰りたいのか。
振り返って、そう聞こうとしたが、口を閉じた。
深く考えこむように、軽く伏せられた瞼。長い睫。それらを見て、そんな言葉は愚問すぎると思ったのだ。
解りきった事を聞いても仕方が無い。帰りたくないはずが無い。
それでも、俺は。

ルルーシュは、はっとしたようにテレビのリモコンを手に取った。おそらく天気予報を見ようとしているのだろう。
俺は彼女に近づくと、素早い動きでリモコンを奪い取り、電源をいれたばかりのテレビ画面を消した。
不可思議に俺を見上げる顔と目が合った。
「・・・・・・――なに、」
「ルルーシュ」
続けようとする言葉を遮り、無理やり顔を上げさせ、呆然とする彼女に口付けた。
ルルーシュは、しばらくすると諦めたように目を閉じ、俺の服の裾を握り締めてきた。

気だるくソファに沈んだ身体の隅々を舌先で舐めて刺激する。
ざらついた感触を与える度に、彼女は喘ぎに近いため息をついた。
舌を離し、冷えた空気のせいで悴んだ右手の指先を使って、ふくれた乳房の上を静かに這う。
そして中央にある硬くしこった乳首に中指の先を押し付けた。
「ん・・・・・・」
小さく肩を震わせ、鼻先で息を漏らした。
今度は両手で強く双方の胸を揉みしだくと、「・・・痛いっ」と苦痛の意を表してきた。
もちろんその言葉で止める訳も無く、わざと痛みを与えるために指を深く埋めて、より強く掴み、荒々しく愛撫する。
「い、あぁっあ・・・!」
本当は、痛いくらいの愛撫をされた方が感じているし、善がるくせに。
俺は心の中で、呆れとも嘲りともつかない言葉を呟いた。
左手を胸から離し、それと入れ替わりに舌を近づけて、ぺろりと一舐めする。
唾液に濡れたせいで空気に冷やされ、乳首は益々硬くなった。
左手は徐々に下半身をなぞりながら、まだ穿いたままの下着に滑り込む。
下着の中で、陰部は薄く濡れていた。
指の腹で割れ目をなぞり中心で左右に開くと、くちゅ、という水音が響いた。
「もう、濡れてる」
「――――っ・・・」
俺がそう言うと、ルルーシュは目を見開いて、頬を赤に染めた。

それでも抵抗する様子は無く、ただ悔しそうに、腰の横に放り出された両手を強く握り締めていた。
そうして己を戒めるかのように、唇をかたく結び、
どうして欲しいのか・どうされたいのかという類の言葉を自ら進んで口にする事は決して、無い。
数回身体を重ねたけれど、この態度は相変わらずだな、と俺は思った。
プライドを捨てて、欲しいままに望めばいくらでも与えるのに、頑固な彼女はそういった理性を投げ捨てる行為に落ちない。
しかし、そんな相手の様子を見て、素直に求められるよりも興奮している自分がどうこう言えたものでは無いだろう。
俺は自嘲気味に笑い、差し込んでいた手でルルーシュの下着に手をかけた。
そして膝下までずり下ろし、右足のみを完全に抜き取ってから、膝裏に手をかけて両足を開かせる。

ふと顔を見ると、既に口だけではなく両瞼もきつく閉じていた。
これから行われる情事に怯えているのか(もしくは少なからず興奮しているのか)ふるふると肩を僅かに震わせている。
こうしていると、いつもは威勢の良い彼女も、『女』という受け身の人間でしかないという事を再認識させられる。
わざと時間をかけて、公に晒された秘部を見つめる。視線を感じて疼いたのか、襞が誘うようにひくついていた。
早く触れて楽にして欲しいだろう。しかし安易に手は出さない。

じわりじわりと高潮する性の劣情に飲まれる彼女を見ていたいから?
己の痴態を見せつけて、涙に濡れるまで促し続け、最後には縋りつかせたいから?
もしそれらが正解ならば

――ずいぶん悪趣味だったんだな、俺は

爪先をクリトリスに合わせて引っかくと、ルルーシュは一度大きく身体を反らせた。
そして指先を中心に乗せて強く押し付けたまま、上下に擦り上げる。
「ひああぁ・・・!や、あっ」
体中に電流が走るように、小刻みに肌を震わせて喘いでいる。
指先が触れた部分が熱くなって、早く此処に欲しいとねだっているかのようだ。
本人の意思とは無関係に、身体は素直な欲を惜しげもなく見せて。
その背徳的な光景を前にして、俺は思わず喉を鳴らした。
指を離すと、愛液が糸を引いた。
湿った指先を見せ付けるように、ルルーシュの顔の前に持っていくと、意外にも鋭い目で睨みつけてきた。
それでもその表情は、快感に飲まれまいと必死に歯をかみ締めて抗うものだった。
瞳はすっかり熱に浮かされて、紫の色を潤ませている。

俺は濡れた指先を彼女の胸元に運び、硬くなった乳首に塗りつけた。
ルルーシュは「やめろ・・・っ」と身を捩ったが、愛液で濡れて照かったそこを見ると、俺は更に興奮した。
勃ち上がったペニスの先端をぐっと押し付けると、ルルーシュは顔を横に背けて再度目を瞑った。
そしていちいち確かめるように、ゆっくり、少しずつ、男根を埋めていく。
ズッ!っという重みのある音がする度に、ルルーシュは「んああっ!は、ぁ・・・!」と大きく息をつきながら喘いだ。
濡れた唇が不規則に呼吸を繰り返している。
根元まで完全に入れた後も、俺は更に奥へ奥へと突き上げるように腰を押し付けた。
「あぁ・・・ん!くぅ・・・っ」
ぎりぎりと彼女を追い詰めるように、方向を変えながら膣内を荒々しくかき乱す。
俺は自身の下で喘ぐルルーシュに
「やっぱ・・・お前の中ってよく締まる、な」と余裕ぶった声で言った。
ルルーシュはかっとした顔で「うるさいっ・・・!」と俺の肩に手を当てて、僅かな力で押し返そうとしてきた。
その手を掴み、更に力を込めて握ると、苦痛に顔を歪ませた。
そして彼女の耳元で、俺は故意に、だいぶ酷い言葉を並べ立てた。

――嫌そうな振りしてても、ちょっと弄ればすぐ濡れるくせに、
その上搾り出すみたいに締め付けてまだ足りないのか?淫乱なんだよ、意識してないだけで本当は欲しがってる。
人の事を言える立場じゃないだろ、お前だって変態だ。

自分でも驚く程すらすらと流れる嘲りの言葉。相手を陥れたいだけで、本心では無いのか。否か。
ルルーシュは俺の言った言葉にひどく打ちひしがれて、しばらく目を見開いたまま俺の顔を見ていたが
俺がまた腰を動かして、埋めきっていたペニスを途中まで引きずり出すと、
突然「や、だ・・・!もう、離せっ!!」と泣きの入った声で抵抗してきた。

しかしそんな言葉は当然のように無視して、彼女の腰に手をまわし、
食い漁る獣のように無我夢中でピストンを繰り返した。
肉と肉がぶつかり合う音が聞こえ、身体の節々が微かに痛むほどの衝撃に目の前が少し眩んだ。
悲鳴にも似た喘ぎの声。その喘ぎの最中に、
何度も「離せ」だの「嫌い」だのと俺を突き放す言葉を口にしている。
そしてその台詞を言われる度に俺も、お返しとばかりに「でも気持ちいいんだろ?こうされてると」と自分を棚に上げて言った。
ぐちゅぐちゅと性器が繋がれ、そして引き離される、厭らしい音が断続的に聞こえる。
「いやああっ!!も、苦し・・・!離せ・・・っばか!!」
俺は「しつこいな・・・っ」と半ば呆れながら、ルルーシュの後ろ髪を引っ張り、
嫌がって叫ぶ口に押し付けるように唇を重ねた。
それでもまだ逃げようと僅かに首を振って唇を離したが、悪あがきだ、とすぐにまた塞いだ。

「んんうー!ん、んぐぅ!!」
腰が強い力で押し付けられると、くぐもった声で涙ながらに喘いでいる。
そんなに変態扱いされて嫌だったのか?俺は目を細めた。
唇を開放すると、はあはあと眉を顰めて必死に呼吸をしている。
そんな中でもお構いなく、俺は欲に突き動かされるままに腰を振った。
彼女の腰から手を離し、代わりに両手首を掴んで、こちら側に強く引く。

「貪る」という表現がぴったりな、俺のペニスが出し入れされる衝撃に、
ルルーシュの投げ出された上半身ががくがくと揺れている。
「ぃ、う・・・っ!!あぁ、あ、あっあ・・・!!」
流され続けた涙が、汗と共にソファに伝い落ちている。
もう快感に絆され、抵抗する気力を失ったルルーシュの表情は、
男の身勝手な欲情に振り回されるだけの人形とでも言うように力無く、ただ喘いでいた。
「あああぁっ、も、いや・・・もうっ!」
切なげに上げた声に、限界が近い事を知った。そしてまた、俺も同じように果てる寸前だ。
更に強い力で、彼女の両腕を引っ張り、頭が真っ白になるほど激しく揺さぶる。
「やだあっ!!や、ああぁ!っあぁああっーー!!」
「ううっ!!あっ・・・!」
絶頂を感じ、ルルーシュがイった瞬間、締め付けられた俺もほぼ同時に膣内に精を解き放った。

 
「雨、ねえ・・・・・・」
俺はソファに横たわって、そのまま寝てしまったルルーシュに毛布をかけてやり、
先ほど彼女から奪ったリモコンで、テレビの電源を入れた。
冷蔵庫から取り出したビールを片手で口に運び、天気予報を流している局を探す。
そして
「お、」
『明日から一週間は、ご覧のような良い天気が続き・・・』
画面には、週刊天気予報が映し出され、晴れを意味するマークがずらりと並んでいた。
俺は缶ビールから口を離し、黙って画面を見つめた。
横目で、寝息を立てるルルーシュを見ながら、心の中で謝罪した。
大切にしてやりたいとも思うけれど、どうせいつ居なくなってしまうのか解らないから、
身体だけでも手に入れておきたいっていう、最低な考え方しかできないんだ。
そんな情けない男に拾われたのが、運の尽きだと思ってくれ。

――今更好き勝手やっておいて、
「・・・・・・帰って欲しくない、なんて、言える権利もねーしなぁ」

俺はがりがりと自分の後頭部を掻いてから、ビールを一気に飲み干した。

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