人魚王子

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ある海に一人の人魚王子がいた。王子のまわりには美しい姉姫たちがいて、その姉達の誰よりも美しく、天使のような声を持つ可愛い末の弟である王子を 皆が愛し、大切に育てていたが、王子はある程度大きくなると姉達と遊んでも楽しく無い。
同じ年頃の男性はいなかったために、王子は一人海を 探検して日々を過ごしていた。

いつものように海の城から遠く離れた場所まで来ていた王子の耳に、聞きなれない 音がする。
好奇心に駆られた王子は音のする方へ、海面へ顔を出した。

ド~~ン!ヒュ~~ドド~ン!!!凄まじい音の直後に発生する美しい夜空の光り。
王子は初めて見るその光りに心を奪われ、人魚族が決して近寄っては いけないとされている「人間の船」へと近付いていく。

その船は陸にある国の王子の船で、花火は王子の誕生日を祝うもの。
船の上は誕生パーティーが賑やかに行われていた。

「うわあ・・・人間がいっぱいいる。・・・男ばかりだ。いいなあ・・・ 僕も人間だったら、あそこで楽しく遊べるのに。」
同じ年頃の相手を欲してやまない人魚王子は羨ましかった。
周りは皆自分を愛し、大切にしてはくれるが、皆自分より年上で女性なのだ。
自分はこんなに孤独なのに、あの人間の王子は・・・

そんな人魚王子の暗い感情に従うように、突然強い風が吹き始め、波が荒れだす。
祭り仕立ての船はあっという間に波に襲われた。
「王子!」
誰かが悲痛な叫び声をあげる。人魚王子が羨望と嫉妬を込めて見つめていた人間の王子は波に攫われ、姿を消した。

同時刻・海底・
「ふふふ・・・可愛い王子。人間に憧れるなんて、本当に愚かだね?
丁度良い。あの糞生意気で過保護な王の目が届かない海上にいるうちに・・・」
一人の女が嬉しそうに呟き右手を上げると地上に強い風が吹き始める。
「そう、これでいい。お人善しの可愛い王子は人間に接触するだろう。」
女は人魚王子から遠く離れた海底で、獲物が網に掛るのを待つことにした。

海上では強い風と波が続き、船の乗り組み員は船が難破しないように固定するのが精一杯で、自分達の王子を助ける余裕のあるものはいない。
誰もが王子の安否を気づかい、そして悲しみに心が押しつぶされそうになりながら、自分の身を守るために動いていた。

海に落ちた人間を助ける様子が無い事を見てとった人魚王子は父王の
「人間の船に近寄ってはいけない。人間に近寄ってはいけない。殺されてしまうから」
という言い付けが頭にあったが、今にも死にそうな生命を見捨てることはできずすっと溺れる人間に近寄り抱き抱えると陸に住む人間の知らない海底洞窟へ連れて行った。
暗い穴。しかし、そこには自然の悪戯によってできた海水の入らない酸素の満ちた空間があるのだ。
気を失っている人間を寝かせる人魚王子。

『・・・気を失っているだけみたいだから、このままでいいかな?ここなら、明るい所で生活している生物は周りを見られないから、いきなり僕を殺したりしないだろうし。』
そんな事を考えながら人間を見つめる人魚王子。
初めて見る人間、そして同じ年頃の男性。興味は尽きないから、いつまでもながめている。
年の頃は同じであるだろうに、人魚王子よりはるかにがっしりした体格。
海水に濡れて艶めく黒髪。意志の強そうな顔つき。
同じ美しいと言う表現のできる人間の王子だったが、人魚王子の顔を「中性的で天使のような美しさ」とするなら、人間の王子は「男らしい、凛々しい美しさ」とでもいうのだろうか、とにかく人魚王子と正反対の存在だった。

いいかげん見飽きた頃、人間の身体がピクリと動き、意識が戻る。
飲み込み過ぎた海水を吐き出し、息が落ち着いた人間は、何も見えない暗闇にパニックを起こす。
やみくもに手足を動かし、あちこちにぶつかりながら人間は海水の方へ向かって行く。
何もなければそのまま観察して穴の上へ帰って行くのを見届けようと思っていたが、海水へ向かっていくのは止めなくてはいけない。
人魚王子の助け無しで海底に行ったら、せっかく助けた人間がすぐに溺れ死んでしまう。
とっさに人間の腕を掴み
「そっちは水だから、それ以上進まないほうがいいよ?」と静かに諭す。

パニックを起こしていた人間の王子は冷たい手に掴まれ、鈴を転がすような美しい声を聞き、身体の動きをとめる。
「・・・君は誰だ?私を助けてくれたのか?ここはどこなんだ?」
横柄な態度と言葉遣い。人魚王子は助けた事を少し後悔しつつ答える。
「此処は海の底。助けたのは僕だけれど、誰だかは聞かないで。帰りたければこの上に登って行けば海の上に出られるはずだから、頑張って。」
人間に対してもう興味の無くなった人魚王子は掴んだ手を放し海へ帰ろうとするが、今度は反対に腕を掴まれてしまう。

「待て。お前は一緒に行かないのか?」
「僕は・・・そう、まだ此処に用事があるから。今は暗いけど、上に進めば日の光が入ってくるから。だから、早く戻るといい。」
『殺されるかも』という恐怖心を隠し、何とか答えて逃げようとするのだが腕の力は更に強まり、いきなり抱き寄せられる。

「そんな美しい声で僕とは、面白い女だな。顔を見てみたいが・・・むりやり一緒に上に向かう訳にもいかんし、早く戻らないと五月蝿いのが謀反を起こすかもしれないしな。今のところはコレであきらめよう。」
そう言うと人魚王子の唇は人間の王子に奪われる。
「・・・ずいぶんとか細い身体だな?。城に来い。上手いモノを食べさせてやるぞ?」
抱きしめてもまだ人魚王子が男で人魚だという事に気がつかずに失礼な事を言い放つ人間の王子。
人間の王子の手が腰から下や、腹から上に行く前に人魚王子は人間を殴って気絶させ、その場を逃れた。

もうとにかくあの人間から離れなくてはという一心でいつもは行かない、海底の墓場の方まで逃げてきてしまった。
この先には魔女がいる。父王が嫌悪する、黒い心を持った邪悪な女。
そう思うとその先は他の場所よりも暗く見える。
『これ以上近付かなければ大丈夫。・・・でも、びっくりしたなあ。船の人間が「王子!」って叫んでいたから、きっと陸の王子なんだろうけど、横柄だし、失礼だし・・・女と間違えるし』

先程の事を思い出し赤面する人魚王子。初めて見た花火、楽しそうに笑い踊る人々。同年代の男性・・・そこまで考えると人魚王子はどうにもならない衝動が起きる。
・・・何故?・・・相手は人間で、しかも同性なのだ。
無理矢理とはいえキスされたせい?抱き締められた時のあの時の僕は・・・喜んでいた?・・・自分で自分の感情が判らない。
身悶えしそうに恥ずかしいのに、腹立たしいのに、どうしてもあの失礼な王子の事を考えてしまうのだ。
自分を深く愛してくれる姉達はすぐに自分の異常に気付くだろう。
何があったか問われても、答える事のできない自分は・・・
心が落ち着くまで、此処にいるしかなさそうだ。
赤くなったり青くなったりする人魚王子の前に一匹の鮫が近付いてきた。

「麗しい王子、このような所でどうなさいました?」
「なんでもないよ。君こそこんな所になんで来たんだい?」
「この先の魔女に用事がございまして。よろしければ王子も御一緒にいかがですか?皆に言われているような、恐ろしい女ではありませんよ。・・・王子のお悩みも、解消できるかもしれませんし。」
さり気なく誘う鮫。

「ど、どうして僕が悩んでいるなんて思うのさ?」
「王子・・・今の王子は誰が見たって悩んで見えますよ。私は敬愛する王子が悩んでいるなんて耐えられません。きっとあの魔女もそうでしょう。ですから、ここでそのまま悩んでいるよりは私達に御相談下さったほうが良いですよ。大丈夫、姉姫様や、父王様には内密にいたしますから」
言葉巧みに王子の警戒心を溶き、魔女の家へ連れて行く。
その表情は邪悪に歪んでいた。

「まぁまぁ王子!。良くいらして下さいました。王の不興を買う訳にはいかず、自分から声がけはできませんでしたが、そのお美しいお姿、いつも遠くから拝見させていただいておりました。何も無い所ではありますが、どうぞごゆっくりおくつろぎ下さいませ。」
人魚王子が想像していたのとはまるで違うやさしい微笑み。
今日一日で色んな事があり過ぎて疲れきっていた人魚王子は安心して
「ありがとう。その言葉に甘えさせてもらいます。今日は疲れてしまって・・」
と警戒を溶き、くつろぐ事にした。
「王子・・・私は王子にお詫びしなければならない事があります」
魔女が申し訳なさそうに語りかける。
「何をですか?」
「実は、私・・・先程王子が人間と話をしている所を、見てしまったのです。」
「・・・えっ?・・・」慌てる王子。何か言おうとするのを遮り続ける魔女。

「王子・・・今の王子の悩みは、恋だと思われます。初めて興味を持った対象にあのような事をされたら、誰だってそうなります。御安心下さい。男同士だから?人間と人魚だから?そんなのは問題にはなりません。私にお任せくだされば王子を人間の女性にだってできますから。ですから、元気になって下さいまし。」
人魚王子の顎をおさえ、目を見つめて話す魔女。
・・・それは、王子を催眠状態にしているようであった・・・

「僕が、あの人間に、恋?」
「そうでございます」
「僕は男だよ?」
「王子より美しい女など存在しません」
「相手は人間だよ?」
「私が王子を人間の女性にしてさしあげます」
「僕が、人間の女に?」
「そう、そしてそれは王子の知らない世界を見るとても良い方法ですよ。どうぞ、私めに御命令ください。=自分を人間の女性にしろ=と。」
普通の状態であれば絶対に拒絶する事だったのだが、疲れきり、混乱し、魔女に心理誘導を受けている王子は女性になる事が素晴しい事のように思える。
恋かどうかは判らないけれど、もう一度会いたい。そう、明るい場所で、あの人間と向かい合ってみたいのだ。

「どうしたら、人間にしてもらえるの?」
「昔の魔女でしたら、貴方様のそのお美しいお声を望む事でしょう。ですが、私はそのような非道な事はいたしません。貴方様の幸せは私の幸せ。・・・そうですね、もし許されるのでしたら、女性化した貴方様の喜ぶ声を聞き、そのお姿を見るために私がこの身体を使う事をお許し下さい」
「そんな事でいいの?」
「ええ、それが私の望みでございます。」
「それでは・・・僕を、人間に、人間の女性に・・・してくれる?」
「承知いたしました」
いままでの優しい微笑みが、獲物がかかった時のニヤリとした笑みへと変化する。
人魚王子がその変化に気付いた時には既に遅く、人魚王子の身体は黒いドロリとしたモノに包まれていた。
口に耳に、穴という穴にソレが入り込む感覚に鳥肌をたてるが声が出せない。
次第に自分の身体が溶けていくような感じになり・・・骨の一本一本を砕かれるような痛みに気を失い・・・・人魚王子は人間の女の子になった。

「ふふふ・・・思ったとうり。なんて可愛らしいのかしらねぇ?」
横にならぶ鮫に話しかける魔女。
「本当にな。俺に手出しが出来ないのが本当に残念だ」
「まあ、あんたは私のすることを見てるがいいさ」
そう言って魔女は自分の姿を変える。王子を安心させる美しい女から、黒い、タコのような足、そして手の指だったモノも一本一本がタコ足のようになっている、おぞましい元の姿へ・・・

手、足の総てが人魚王子の身体にまとわりつく。やわやわと優しく人魚王子の感覚を目覚めさせる。
くすぐったいような、気持ち良いような不思議な感覚に人魚王子は目を覚す。
自分がどういう状況なのかが理解できない。
人間の足がはえているのはわかる。でも、コレはなんだ?
足の間に、胸に感じるこの感覚はなんなのだ?

「お目覚めですか王子。お約束いただいた貴方様の喜ぶ声を聞き、姿を見るために私の身体をつかわせていただいております」
「どういう・・あ、あぁ・・や、やめろ・・」
「ああ、王子。そのように拒絶なさらないでくださいまし。心を楽に身体の力を抜いてくだされば、王子に女性の喜びを教えてさしあげられますから。」
そう言うと今まで全身を均等に触っていた魔女の手足が、人魚王子の敏感な部分を攻めるようにいじりだす。
乳首を、ク○トリスを攻められもう言葉の出ない人魚王子。
その悶える姿をうっとりとみつめる魔女。

「どうです王子?女というのは良いものでしょう?さあ、どうぞその美しい声をお聞かせ下さい」
「あ・・だめだ・・そんなにいじらないで・・・僕、もう・・・」
「王子、ソレが=イク=という感覚ですよ。私は王子のイクお姿が見たいのです。さあ、怖がらないで・・・」

耳を、首筋を、背中を撫でられる。乳首とク○トリスへの攻めはさらに激しくなっていく。
「あぁっ、や、あ、・・・・・ああぁっっっ・・・」
涙を流し仰け反る人魚王子。
「王子素敵ですよ。ほら、王子が感じている証拠がこんなに」
人魚王子の○ァギナから愛液をすくって見せる魔女。
「や、やめて・・・」
「そうですね、もう充分王子の喜ぶお姿拝見させていただきました。そろそろ王子を地上にお送りいたしましょう。」
あっさりと人魚王子を解放する魔女。
「どうぞその美しい身体と声で陸の王子の心をいとめてくださいまし。そして幸せに暮らしてくださいませ」
真珠のように輝くドレスを人魚王子に着せて魔女は王子を海上に、浜に送り届ける。
「あ、ありがとう・・・」どうも妙な感じだが、礼は言う人魚王子。
とにかくこれであの人間に、陸の王子に会いに行けるのだから。
「お気になさらないで下さい。それでは私はこれで」

海へ戻る魔女は楽し気だ。可愛い王子を失った海の王はどんなに嘆き、怒り狂うだろう?
想像するだけでゾクゾクしてくる。
そしてそんな王にあの王子の痴態を写した鏡を見せてやるのだ。
「ふふ・・・ふふふっ・・・」
魔女は海底に戻ると笑い続けた。
「子・・・王子・・・王子!」従者のヒステリックな声が響く。
「うるさい。この俺様を怒鳴り付けるなんざ、良い度胸してんな?首切ってみるか?」
「16才の誕生日を過ぎたお方が何を言ってらっしゃるんです。御自分のお言葉の重さ、そろそろ御自覚くださいませ。まったくそんなだから船から落ちるんですよ」
王子の表情がピクリと歪む。その言葉は自分の顎の痛みを増長させるような気がして、非常に不愉快だ。
本当に首切ってやろうかと物騒な事を考える。
「・・・で、何の用事だ?今日は公務な無かろう?」
大した用事でなければ許さんというプレッシャーをかけて従者を睨む。

「お探しの姫ではないかという女性が今浜辺におります。いかがなさいますか?」
「っ!、それを早く言え!すぐに確認に行く。見張りは付いているな?」
「はい、御指示どうりに手だれの者を付かせております」

あの時、パニックになった俺を優しく止めたあの女。
この俺があまりの美しい声、漂う気品に惑い、つい私とか君なんて言葉を使ってしまった。
顔は見えなかったが、アレは絶対にいい女だ。
この俺の迫力に負ける事無く、あっさり気絶させる腕まで持ってやがる。
顔が好みで無い時は従者にすれば良い。
『あいつは絶対俺のモノにする』

「よし、浜へ向かうぞ」
そう言うと王子は足音荒く外へ向かった。
『気に入らない』
人魚王子はいらついていた。敵意は感じないがずっと付かず離れずで幾人もの気配が自分を取り囲んでいる。
逃げようにも此処がどういう所だかもわからない自分に逃げる場所などありはしない。
仕方なくそのまま歩き続ける人魚王子の行く手を遮る者が表れた。
「そこの女止まれ」横柄で失礼な口調。
それは待ち望んだ声であるのだが、人魚王子の我慢の限界、堪忍袋の緒を叩き斬る失礼さだ。
人魚王子は無視して歩き続ける。
「女!王子であるこの俺様の言う事を無視するな!」
無視されるなど初体験な陸の王子は簡単に激怒する。
「・・この俺様?貴方は自分が愚かだと声だかに言っている事に気が付いていますか?身分ある者が自分の身分だけを誇るようでは国は滅びます。王子だと言うのなら、もう少し自覚を持って行動しなさい。」

海の青と同じ色の瞳を怒りで輝かせ、凛と言い放つ人魚王子。
気品、風格、立ち振舞い、どれをとっても王家のモノだ。
・・・か弱い女性らしさは足りないが・・・
いつ陸の王子の剣が抜かれるかはらはらしている従者達の思惑よりは人の言葉を聞き受け入れる耳と頭を持つ陸の王子は態度を改める。
『声だけじゃなく、顔も身体も最高だ。今こいつの機嫌を損ねるのはつまらない。・・・王子として振舞ってやろうじゃないか。』

今までの横柄さを消し、隣国との謁見時用の気品ある話方をする。
「・・・失礼した。私は先日自分を助けてくれた乙女を探している。そなたがその乙女ではないかという知らせを受け確認にきたのだ。」
そう言いながら不機嫌さを隠さない人魚王子に近寄る。
自分に逆らう者などいないという自惚れで人魚王子を抱き締めようとして、身構えていた人魚王子に殴り飛ばされる陸の王子だった。
「王子!」駆け寄ろうとする者達を止める王子。
右の頬が変色しているのに、妙に満足そうな微笑みを浮べている。
「手を出すな。この乙女はどこからみても姫だろう。何処の姫だかしらないが、そんな相手に失礼な態度を取ったのは私だ。」
陸の王子は礼を尽して言う

「その素晴しい格闘能力。貴方は間違い無くあの時私を助けてくれた姫ですね?お礼がしたい、是非わが城へ招かれていただきたい」
先程のようにいきなり近寄らすそっと手を差し出す陸の王子にやっと怒りを納め笑みを向ける人魚王子。
「ありがとう。お言葉に甘えさせていただきます」
人魚王子の美しい右手が、陸の王子に差し出された。

たわいの無い事を話ながら隙あらば魅力的な姫の腰に手を回そうとする陸の王子の腕を交わし続ける人魚王子。
顔は笑っているが内心は必死だった。
魔女に感じさせられたせいなのだろうか、陸の王子と手を繋いだだけで、身体が妙な事になるのだ。
背筋がゾクゾクとして、胸と足の間が熱を持ち始め、気を引き締めないとあられも無い声をだしそうになる。
『これで抱き締められたりしたら、僕・・・ケダモノになちゃうよ・・・』

「どうなされた姫?顔が赤いが」
言葉と共に手で人魚王子の熱を計ろうとする陸の王子。
やましさがないために反応が遅れ、額を触られてしまう。
「ひゃぁっ・・・あ、大丈夫です」
「大丈夫には見えないぞ・・・ちょっと失礼する」
人魚王子は抱き上げられる。逃げたいのだが、体中の力が抜けて・・・いや、全身が性感帯になってしまったように快感が奔る。
人魚王子を抱える腕が触れている背中と足、密着している身体、もう声を出さないようにするだけで精一杯。
快楽に潤んだ瞳を見られぬよう硬く閉じ口を歪ませる人魚王子は、事情を知らない人間には、ひどく辛そうに見える。

「姫、もう城に着く。もう少しの辛抱だ」
慌てて走る陸の王子。
「おい、姫は俺の部屋へ連れて行く!医者を連れてこい!」
『そんなに揺らされたら・・・もうだめだ。イッちゃう。お願い、早く部屋に着いて』
人魚王子の祈りが通じたのか、表情が変わる前になんとか部屋へ着く。
「姫、大丈夫か?今ベットに降ろすから、もう少しがんばってくれ」
耳もとでささやかれ、人魚王子は許容範囲を超えた快感に耐えきれず、意識を手放した。
「どこも悪い所は見つかりません。疲れが溜まっていらっしゃるのではないでしょうか」
医者にそう告げられほっとする陸の王子。
「そうか、では後は俺が診る。皆下がれ」
「王子それは・・・」
「大丈夫だ。俺が診るといったら診る!お前ら出ていけ!!」
医師と従者を追い出し人魚王子の横に座る。
『絹糸のように艶やかで柔らかい金の髪、今は閉じられているが海のように青く表情の豊かな瞳、すいつきそうに気持ち良い肌、控えめな胸・・・は俺が揉んで大きくすればいい。・・・やっと俺の手元に来たな・・・』
そっと人魚王子の手を握る。
「や、いやだぁ・・・」
ピクと反応し意識を戻す人魚王子。先程医師に診察された時はなんともなかったのだから、コレは陸の王子にだけの反応らしい。

「姫?」
「さわ・・らないで・・」瞳を潤ませて懇願する人魚王子
その様子に具合が悪いのではなく、自分に都合の良い反応をしていると気が着くがわざとそしらぬふりで優しい声を出す。
「なんです姫?お声が小さくて聞こえない。服が苦しいか?」
腰の紐を解き、服に手をかける。
「っ・・・だめだと言っているっ・・・」気力を振り絞って人魚王子が叫ぶがその口は直ぐにふさがれる。
濃厚なキスは人魚王子から微かに残る理性を奪いさる。
人魚王子の抵抗が無くなったのを感じた陸の王子はドレスの裾から出る腿を撫でる。
びくうっと仰け反る人魚王子を眺めながら手は腿の付け根へ移動して行く。
経験の無さそうな淡い桜色の其処は、陸の王子を誘うように熱く湿っている。
クリ○リスの皮をそっとめくり息を吹き掛けてみる。
キスの後から素直に表情を出すようになった人魚王子は喜びの声をあげる。
『理由はわからないが、こんな御馳走を食わなきゃ、男じゃないよな』

指一本入れるのもキツそうな穴から溢れ出る愛液をわざと音を立てて吸い取る。
ドレスを脱がせ、左手は股を包み込みやわやわと揉み刺激を与えながら右の手と口は人魚王子の胸へ移動する。
陸の王子の手の中にすっぽりと収まる胸。人さし指と中指の間に乳首を挟み引っ張ってみる。
反対側を舌で転がしてみる。その度に面白いくらい人魚王子の表情が変わる。このまま刺激を与えていたら失神してしまいそうだ。
「姫、俺の事も気持ち良くさせてもらうぞ」
だ液と愛液でヌルヌルになっている股に自分のモノを付け、人魚王子の足を閉じさせる。
『中に入れたいが、今の姫はどうみても普通じゃないからな。スマタで許してやり。感謝しろよ?姫!』
激しく腰を動かす。その度に熱く硬いペニスが人魚王子のクリ○スを刺激する。

「王子、陸の王子、もうダメだ!死んでしまう!」
「よし、一緒に逝こう姫!」
さらに激しく動き、姫の乳首を吸い上げる。
「ああああっっぁああああ」
人魚王子は、また意識を手放した。
「王子、お湯をお持ち致しました」
「よし、其処で湯浴みができるようにしろ」
ザ-ッと湯舟にお湯を入れる音が響く。人魚王子の乱れた姿を誰にも見せたくない陸の王子は、自室に風呂を作らせているのだ。

城の者達は「王子が新しいおもちゃに夢中なのだ」と認識していたし、陸の王子自身も「稀少価値の高い珍しいモノを自分のモノにしたい」という気持ちで人魚王子を探していたのだが、実際に人魚王子に接して、陸の王子の心は変わった。
今まで理解する気にもならなかった理想論を語る神父の言葉の数々が理解できるような気がする。
姫の笑顔が見たい。あの魅力的ではあるが辛そうに感じる姿ではなく、俺に心を開いて心も身体も絶頂に逝かせたい。
人を思いやる経験の少ない陸の王子は、人魚王子の幸せの為に本気で「どうやったら姫を痛がらせずに俺のモノを入れられるか?」と悩んでいた。
人魚王子の求めるモノとかなりすれ違いがあるが、それは愛だった。
なぜなら、今までの陸の王子は「自分だけが良ければそれで良い」という生き方をしてきたし、周りもそういうものだと信じてきたのだから。

『姫、ゆっくり休め。起きたら身体を洗ってやるからな』
陸の王子は人魚王子を優しく見つめるのだった。

人魚王子は意識を戻していたが、目を開けることができなかった。
昨日まで王子として、男として生きてきたのに、今の自分は何なのだ?
『同じ男で年が近い人間と話がしてみたかった』だけなはずなのに、なんでこんな事になってしまったのだろう・・・考えるだけで、海の泡になって消えてしまいたくなる。
こんな自分は自分では無い。絶対に認められない。僕はあの海の王の息子、人魚王子なのだから。
だから、僕の隣で僕の事を優しく見つめるこの人間に、もう触れられないようにしなくては。
人魚王子は強い決意を持って目を開けた

「陸の王子、話がしたい・・・」

人魚王子は自分の事を総て話した。それで化け物扱いを受けて殺されるなら、それでいい。
このまま女扱いを受ける事は自分の王子としての誇りを自分で傷つける事になるから。
自分が愚かだったのだ。父王の言い付けを破り人間に接触し、挙げ句魔女に唆されて人間の女などになってしまった。
誰も自分を裁いてくれないのなら、自分で裁こう。それが、海の王の子、人魚王子として最後の仕事だ。そう覚悟を決めたとたん、心が軽くなったような気がする。

「・・・だから僕はこのまま死のうと思うんだ。陸の王子、騙す形になってしまって、申し訳なかったね?」
そう言って人魚王子はマリア象のように気高く、ヴィーナスのように魅惑的に微笑む。
「ふざけんなよ姫」
地の底から響くような怒りを押し殺した低い声を出し人魚王子を睨み付ける。
「俺の前から消えるなんて許さない。元が人魚だ?男だ?そう言われてみれば初めて出会った、助けてもらった時との違いは納得がいく。・・・でも、それがどうしたよ?今は人間の女じゃねーか。好きかどうかわからなくても、俺にもう一度会いたかったんだろう?・・・お前は俺のモノだ。逃げるな」

そう言うと無理矢理人魚王子の腰を引き寄せ、肩に担ぎ、無理矢理風呂へ連れて行く。
もういい。人の気持ちを考えるなんて俺らしくない事はもうやらない。
「痛く無いようにヤル」それだけ、努力しよう。後でやらせてくれなくなると困るから。
「離せ!自分で歩けるっ」そう怒る人魚王子のお尻をさわさわと撫でてやる。
素肌をそのまま撫でられて人魚王子は真っ赤になって口をゆがめる。
「・・・なあ姫よ。俺はお前の為ならかなりなんでもできるし許せると思う。でもな、俺から離れるのだけはだめだ。それは耐えられない。・・・だから話そう」

人魚王子を湯舟に入れながら少し弱きに見える話し方をする。高圧的な態度は逆効果だと学んだようだ。
「でも、僕は王子なんだ。もう、姫なんてよばないで」
身体を洗うタオルで胸を隠し、顔の横にある陸の王子の下半身から目を逸らし、小さく呟く。
「俺にとってはお前は姫だ。誰よりも美しくて、賢くて生意気な、俺だけの姫だ」陸の王子は断固として譲らない

人魚王子は困っていた。泡になり消えてしまいたいのに、それは陸の王子を悲しませてしまう。
失礼で傲慢を絵に描いたような陸の王子にこんなにせつなそうに見つめられて懇願されたら・・・快感とは違う所で胸が高鳴ってしまうのだ。・・・『そんな表情をしないで』と抱きしめたくなってしまう。
触れば、快感に飲まれて話し所では無くなるのを理解してくれているから、こんなに近くにいるのに触れないように気を使ってくれている。
陸の王子の下半身は解放を求めて猛々しく主張しているのに、我慢してくれている。
それがどんなに辛いかは男だった自分にも解るから、余計に抱きしめたい衝動に駆られる。
・・・切ない。初めてその感情を心で理解した人魚王子だった・・・

 

暗い海の中は父王の悲しみと怒りを受けて荒れている。
総ての海の生物が嘆き悲しんでいる中で、たった一人の例外が居る。
魔女は楽しそうに笑っていた。
パリーンッ
人魚王子の形をした人形が砕ける
「・・・おや・・・可愛い王子は元に戻らない道を選んだようだ。残念だねえ?、これであの、気の狂いそうに気持ち良い性行はできなくなるよ?王子。」上を見上げて語りかける魔女。
「さあ、王子の痴態を見せつけられて荒れている海の王に、知らせてあげなくてはね?」
嬉しそうに楽しそうに魔女は海の王の元へ向かった。

 

「陸の王子・・・僕は間違ってるのかもしれない」
人魚王子は初めて自分から陸の王子を求めて手を差出しす。
「姫?」
「後悔するとは思う。でも、これ以上あなたのそんな表情は見たく無い。僕は、太陽のように明るく笑うあなたにもう一度会いたかったのだから」
しゃがみ込んで顔を近付ける陸の王子を抱き締める。人魚王子の中で、何かが砕ける音がした。

自分の中にあった何かが消えて無くなったのを感じた人魚王子は
「陸の王子、ちょっと僕に触ってみて」と自分の腕を離す。
「ん?いいのか?」そっと指を伸ばす・・・が、人魚王子は身悶えない・・・
「姫!?」
「感覚が普通に戻ったみたいだ」咲きこぼれる花のような微笑み。
「それじゃあ・・」その微笑みの破壊力に負けて赤面しながらも人魚王子を抱きしめ
「今度は最後までやりまくりだな!」と本音を高らかに発言して左の頬を殴られ飛ばされる陸の王子だった。
「どうしてお前はそう手が早いんだ?」顎と左右の頬を擦りながら人魚王子を睨む陸の王子
「陸の王子がバカなのがいけない」真っ赤な顔で睨み返すが、
その姿があまりにも可愛らしくて陸の王子は人魚王位を抱き締める。
「こんなに可愛い姫に手を出さないなんて、できる訳なかろう?・・・俺はかなり我慢してるんだ。意地はって俺をじらさないでくれ」
我慢しているのは良く解る。解るから何も言えなくなる人魚王子は、そっと陸の王子を抱きしめかえす。
「よし姫、俺が洗ってやるからな。・・・殴るなよ?」物言わず飛んでくる拳を、何とか避ける陸の王子だった。

人魚王子に前を向かせてだっこする状態にしてから、人魚王子が反抗する間を与えず手の指を腕を、うなじを、丁寧に洗いはじめる。
初めは緊張していた人魚王子も、安心して身体の力を抜きはじめる。肩、背中・・・と手が廻ると逃げようとする人魚王子をそのまま背中から抱きしめ右手を胸に、左手を臍の上に置く。
『逃がすわけないだろう』
胸をやわやわと揉み、腹は円を描くように撫で続ける。敏感な桜色の突起は触れないようにもみつづけると、人魚王子が訴えるような瞳で陸の王子を睨む。
「姫、ちゃんと言葉にだしてくれ」
「・・・いじめないでくれ・・・」
「いじめてないぞ?俺は真面目に姫を洗っている」
そう言うと人魚王子の腰を掴んで持ち上げ、クルッと自分の方へ向かせると、片方の足を高く上げ、足の裏に口付けをする。
「ひゃうっ」予測できない行動にとうとう声を上げてしまう人魚王子だが、片足を掴まれているので抵抗できない。そんな人魚王子を横目にもう片方の足も掴んで両足を自分の肩の上に乗せてしまう。
大股開きで息も絶え絶えなのに、なんとか感じているのを隠そうとする人魚王子に苦笑する陸の王子。
「ったく、俺の姫は強情だなぁ」
左の人さし指で膣の入り口を撫でる。水とは違う熱い液を感じて、そっと第一関節まで中に入れてみる。
「きゃう?!」悲鳴を上げる人魚王子。魔女も陸の王子も今まで手を出さなかった
その穴は、3cm程しか注入していないのに、物凄い締め付けで陸の王子の指を拒む。
『・・・これは、先がながそうだな・・・』情けない表情をする陸の王子のペニスは、人魚王子の片手で握りきれない程度には大きかった。

左指を動かさず、抱え上げた足を片手で洗う。
陸の王子の右手が動く度に左指がぎゅうぎゅう締め付けられる。
「くうっ・・・」感じる度、逃げようとする度に膣に差し込まれた指がその存在を強く主張するので、人魚王子は身体に力を入れて少しでも感じないようにするのだが、それは膣圧も上げてしまうので逆効果になり、最初は異物でしか無かった陸の王子の指は、今まで知らなかった快感を目覚めさせる。
「はぁ・・・あ・・あぁっ・・・」一度出てしまった艶声は止められない。
眉間に皺をよせて耐えていた人魚王子だが、うっとりと快感に酔いはじめる。
洗い終わった両足を静かに湯の中へ降ろし背中を撫で上げながら抱き締める。
「あ・・・っ・・」感じるより、恥ずかしさで赤くなる人魚王子。
「姫、堪えるな。何も恐く無い。女の身体はそういうモノだ。俺はお前を傷つけない。・・・だから、素直に感じてくれ・・・・」

声を漏らさないよう閉じようとした唇に舌を入れる。逃げる人魚王子の舌をからめとり、ずっと動かさずにいた左手を動かしはじめる。
親指はプクリと膨らんだクリトリスに、中指は肛門の上に、移動し、強く弱く振動を与えはじめる。
「ん、んむぅ」人魚王子の腕が陸の王子の胸を叩いて訴えるがそれを無視して手の動きをほんの少し強め、舌を噛まれる前に引き上げる。
「あぁっ・・」口を解放された瞬間仰け反る人魚王子。
陸の王子は満足げに、左の人さし指をさらに奥へと進入させる。
絶頂に達して弛緩している身体は素直に陸の王子の指を受け入れた。
『姫、指入ったぞ』と耳もとでささやきたかったが、殴られるのはいやだったのでそっと頭を撫でることにした陸の王子だった。

人魚王子は黙って頭を陸の王子の肩に乗せる。身体中を貫かれるような感覚が襲うが、それについて反抗する気持ちは無い・・・というか、消えた。
優しく頭を、髪を撫でられる事で、考える余裕がもどってくる。
人間の女として生きる事を決めたのだから、自分はもっと素直に陸の王子に心と身体を解放するべきなのだろう。
そう考えて陸の王子の行動を思い返すと、一生懸命自分が痛がらないよう、素直に感じられるように努力してくれているのがわかる。
先走りの液が漏れていてもソレを主張せずに人魚王子を感じさせる事だけ努力してくれていた陸の王子に対し感動を覚えた人魚王子は、とりあえず苦しそうな陸の王子の下半身を解放してやる事にした。

「陸の王子・・・指を抜いてくれ」それでも恥ずかしくて消えそうな声で伝える
「痛いか?」残念そうにそっと指を抜く。その刺激に表情をしかめる人魚王子。
「っ・・・痛くは無い。でも、そのままだと、僕が動けないから」
そう言うと白く細い指で陸の王子のペニスを撫でる。
「姫?」
「陸の王子の言う通り、もう少し素直になろう。とりあえず今はこの苦しそうな貴方の分身を解放してあげたい。・・・湯から出よう?」
「いいのか?」
「うん、いいんだ。・・・我慢させて申し訳なかったね?」
恥じらいながら微笑む人魚王子に、陸の王子はまた惚れ直し、
『姫じゃなくて、女神だな』とおもいながら、出そうになるのを堪えていた。

先程までとは別人のように陸の王子を感じさせる行為に没頭する人魚王子。
その指と舌は男が感じる所を知り尽していて無駄がない。
「ひ、姫?」その変わり様に困惑する陸の王子を気にせず人魚王子は口でペニスの先を吸引しはじめる。本当は全部入れてやりたかったのだが、大きくて入らないので下の方は両手で揉み、ピストンさせる。
「どう?出そうかな?」
ペニスから口を離しそう尋ねる人魚王子が色っぽくて、我慢の限界にきていた陸の王子は暴発し、溜まりまくっていた精液を人魚王子の顔の前で発射させてしまうのだった。

「姫済まないっ」慌ててタオルで人魚王子を拭く。自分の精液に塗れた人魚王子は綺麗だった。
どんなに穢しても穢れないのかもしれない・・・そんな事を考える陸の王子は人魚王子の変化に気が付かない。

人魚王子は楽しくなってきた。
感じさせられていた時は、気持ち良いのと恥ずかしいのとでどうにかなってしまいそうだったが、陸の王子が限界を我慢し、そして我慢しきれなかった時のあの表情・・・可愛い・・・唇に付いた精液をぺロリと舐め、手を陸の王子のまだ元気なペニスに向ける。
「うぁっ」玉袋のスジをなでられて驚く陸の王子。
「まだ僕が貴方を感じさせる番だよ」そう宣言して耳たぶを軽く噛む人魚王子
「姫、どうしたんだ?」魔女が仕掛けた呪いだか暗示だかがまだ残っているのか?
そんな心配が快感よりも先にたつ。
「心配する必要は無いよ。僕はおかしくなってないから。ただ、感じさせられるだけなのは僕らしくは無いってことさ。」

肩に手を乗せ体重をかけると陸の王子はベットに押し倒される。
「僕の恥ずかしさと気持ち良さ、貴方にも味合わせてあげるから。少しじっとしていて?」
おでこにキス。そしてそのまま鼻を頬を舐めあげる。
普通ならくすぐったいだけなのに、人魚王子の舌には、唾液にはなにか魔法がかかっているかのように陸の王子を震わせる。
「姫、やめろ」懇願する陸の王子。人魚王子はその口を塞ぐ事で返事とする。
前歯を一本ずつなぞりあげ、舌の先にちょんと触れる。細い指はそっと陸の王子の乳首をコリコリと弄り始める。
攻めるのは得意だが攻められるのは初めてな陸の王子はうろたえる。
長いキスを終えて首筋、胸へと移動し、空いた片手はペニスを撫でる。
「ううっ」悶える陸の王子を嬉し気に見つめる人魚王子。
『この大きすぎるのを僕の中に入れるのは無理だから、もう少し感じさせてあげる』
人魚王子の口は下半身へと下がっていった。
「ちょっとまて姫!」
慌てて人魚王子の方を掴み起き上がる。
「何?」邪魔をされて少し不機嫌な人魚王子に苦笑しながら、そっと背中をなでると、
「ひゃうっ」と小さく声をあげ、身体の力が抜けてしまう。
「あのな姫、俺を感じさせてくれようというその気持ちは嬉しいんだが、背中撫でられてそんなになっちゃうようじゃ、ダメだろ?」優しく頭を撫でる。
「だって、僕ばかりあんな恥ずかしい姿を見られるのは・・・ズルイだろう?」
「恥ずかしくない。姫の感じる姿は凄く綺麗だぞ?」さらに頭を撫でる。
「陸の王子はズルイ。僕がそうされるのに弱いって、気が付いているくせに」
そういうと陸の王子の肩におでこを乗せ、首に手を回す。
「悪かったな。俺を急ぎ過ぎた。姫の心と身体の成長にあわせてゆっくりと進もうな。時間はたっぷりあるんだし」
耳朶にキスをしながらそっと抱き締める。

『そう、姫はもう俺の元から消えないのだから、ゆっくり、やろう』

美味しいものはゆっくり味わって食べるタイプの陸の王子だった

 

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